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2013.08.15
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〈 地蔵岳へ向かう白砂の斜面にて。右上の岩は地蔵岳のオベリスク 〉



今回登った鳳凰三山で、6回目の登山となりました。

5月に初めて高尾山〜陣馬山へハイキングへ行ったところ、すっぽりとはまったようで、
その後、丹沢、奥多摩の山々と、回を重ねるごとに山歩きに魅せられていきました。こんなに楽しいなんて想定外でした。
行った山はブログに記録しておきたいと思いつつ、怠け癖が染み付いているのか一向に記事にできず今日に…
ですが、初の南アルプス!今回ばかりは鮮度が落ちないうちに残しておきたい・・・
という事で、これまでの山は後回しにして、まずは鳳凰三山から書いていくことにします。
(残りはおいおい書きたいと思いますが、一体どのくらいかかるのだろうか…)



南アルプス・鳳凰三山縦走(日帰り)

2013年8月15日(木)〔 晴れ/雷雨/晴れ 〕

ルート / 青木鉱泉 〜 ドンドコ沢 〜 鳳凰小屋 ~ ▲地蔵岳 ~ ▲観音岳 ~ ▲薬師岳 ~ 中道 ~ 青木鉱泉

交 通 / 車:中央高速 韮崎インター、青木鉱泉駐車場(1日/¥750)

 
 

青木鉱泉〈標高1150m〉                 駐車場から青木鉱泉へ続く道。
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写真上の、青木鉱泉前の広場手前を左に進むとすぐに、ドンドコ沢登山道の入口(写真下)です。
右端にある黄色い箱が、登山ポスト、この写真を撮ったすぐ近くにトイレがありました。

→ 青木鉱泉公式サイト   → 南アルプスNET/青木鉱泉―ドンドコ沢コース



1139_04.jpg   ドンドコ沢コースは「沢沿いルート」と「山沿いルート」
   があり、途中で合流するようなのですが、分岐や道標を
   見逃したようで、私たちは「山沿いルート」を歩いて
   いました。地図を見ると、登山道入口から程なくして
   分岐があるようのですが、分かりませんでした。
   
   (追記:ドンドコ沢を登られた方のブログやサイトを
   見ると、どうやら、この先で行われていた大規模な河川
   の工事で、青木鉱泉近くのコースが若干変っており、
   以前と違う場所に分岐があるようです…)




▼ 続きの記事ははこちら

→ 鳳凰三山(2) ドンドコ沢・山沿いルートから

→ 鳳凰三山(3) ドンドコ沢 ~ 鳳凰小屋 ~ 地蔵岳直下のザレ場

→ 鳳凰三山(4) 地蔵岳直下のザレ場 ~ 地蔵岳 ~ 赤抜沢ノ頭

→ 鳳凰三山(5) 赤抜沢ノ頭 ~ 観音岳

→ 鳳凰三山(6) 観音岳 ~ 薬師岳 ~ 中道で青木鉱泉

→ 鳳凰三山(番外編) 山で出会った動物
 
 
 

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2013.08.15
【 5:55AM 青木鉱泉 スタート】
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「いってきます!」

毎回、登山道に足を踏み入れた時に、じんわりと静かなワクワク感がこみあげてきます。
今回もそうでしたが、これまでの登山と違って、ワクワク感と一緒に不安な気持ちもやってきました。
鳳凰三山は今まで登った山の中で一番標高が高く(観音岳が2840m)、三つの山を日帰りで周るこのコースは、
参考コースタイムが12時間を超えているのです。
無事、戻ってこれますように・・・心の中で願いました。



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登山道入口から3分程歩くと、案内版がありました。右へ進みます。



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初めての南アルプスの山。どんな景色が待っているのかな。。。



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  少し歩くと、工事のため、登山道は迂回路へ。
  一旦ドンドコ沢を向こう岸へ渡ります。

  写真下は、川上の景色。
  右手山の斜面に、大規模な崩落箇所がありました。
  修復工事を行っているようです。そして、中央には

  ↓これから登る鳳凰三山が見えている!

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少しの間対岸の砂利道を歩き、立派な砂防堰堤の前で再び川を渡って、樹林帯の登山道へ戻りました。



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進むべき方向には、木や岩に赤い印が付けられ、道を間違えないよう示してくれています。



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          しばらくして沢を渡ります。



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苔むした大きな岩がゴロゴロ。いつからそこに居るのかしら…



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          急斜面のトラバース。「道狭っ!!」 ビビリながら進む。



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狭い道が続きます。まだ始まったばかりですが傾斜もなかなかきつく、もうすでに汗だく…



【 7:00AM 道標 】  1時間05分
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道標から2分程で、開けた場所に出ました。沢です。
上流を見上げると、険しい岩の谷。小さな滝が連なっています。名も無き滝のようです。
見たことの無い荒々しい岩の質感に、ちょっと興奮。「南アルプスだよ!」
ここでザックを下ろし、10分ほど休憩。

(駐車場を先に出発した、バイクで来ていた青年が休憩していました。住まいは横浜で主に丹沢を登っているという…
 いつか丹沢の山で偶然会えたら楽しいなぁ~)



この後、「南精進ヶ滝」「鳳凰の滝」「白糸の滝」「五色の滝」と大きな滝があり、
ドンドコ沢ルートの見所となっていますが、

全てスルーしております… (泣)

あぁ、かなしかな…ワタシどもは日帰りなのです。
鳳凰三山は「地蔵岳」「観音岳」「薬師岳」三つの山からなり、日帰りで縦走するにはロングコースです。
滝の近くまで行くには、一旦コースを外れたり、遠回りしたりと、ロスタイム。
余裕が1ミリもないため、滝は泣く泣くパスした次第です。
ちなみに、ドンドコ沢から地蔵岳までの標高差は1,600mあるとの事・・・この標高差も初めの体験。

(我が家の猫たちは、もう立派な婆さんなので、一晩お留守番はとても心配…
去年の夏からは宿泊するのをやめているのでした。)

そんな感じで、日帰り鳳凰三山は、時間との戦いになってしまいました。
このコースは結構かなりハードですが、美しい原生林や清らかな沢、大きな滝、迫力のある花崗岩の岩肌、
可憐な高山植物、絶景を楽しめる白砂の稜線歩き(視界が悪く景色は見れなかったけど)など、
素敵なところがてんこ盛りでした。時間を気にしてあせあせと進まなければならないのは勿体無かったです。
出合うのは大きいザックを背負った方(=宿泊組)ばかりでした。名瀑を堪能された事でしょう…
 
 
 
≪ 鳳凰三山(1) はじめに  |  鳳凰三山(3) ドンドコ沢 ~ 鳳凰小屋 ~ 地蔵岳直下のザレ場 ≫
 

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2013.08.15
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岩ゴロゴロの沢の向こうに登山道が続いています。岩伝いに沢を渡ります。
水量が増した時は、どうなるんだろうか・・・(怖)



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この沢の上は小さな滝になっていました。名も無き滝2。
メインの滝をすべてスルーした梅子たちにとって、小さくても貴重な滝。



【 7:30AM 南精進ヶ滝への分岐 】  1時間35分
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上方向「地蔵岳」、左方向「南精進ヶ滝」。滝への道は下りになっていました。地蔵岳への道へ進みます。
道標の下部には「滝展望台経由地蔵岳」とミニ案内板が付けられていました。
南精進ヶ滝は、道を戻らずに、先で登山道に合流できるのです。今思えば、この滝だけでも行っておけばよかったと後悔。



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汗ダラダラで上を見上げれば、キラキラ木漏れ日。
評判通りキツい道だけれど(後半もっとキツくなるんだけど)美しい森の風景を楽しみながら登っていきます。



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原生林は一層緑が濃くなり、
より鬱蒼としてきました。



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ジャングルチックな雰囲気に、気分は登山者と言うより探検隊。



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開けた沢へ下りました。沢を渡るようにと、岩に赤ペンキで○印。ここで5分ほど休憩。
向こう岸へ渡ると再び樹林帯の登りです。



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おっと、ただでさえ狭い道が崩落しかけています。下は谷。
デンジャラス!
さらに荒々しく、キツさを増してく登山道。



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登山道を横切る、小さな小さな沢。岩の間から流れ出ています。水の透明感がすごい。
深さはありませんが、滑らないように注意して渡ります。



【 8:25AM 巨大な岩 】  2時間20分
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こういう下に入り込める岩があるとやりたくなるよね?
「岩を支えられる凄いオレ」「岩を動かせるすごいオレ」なポーズ。



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片側は急斜面。もし足を踏みはずしたら・・・ 慎重に進みます。



【 9:30AM 五色滝への分岐 】  3時間35分
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最後の滝、五色滝への分岐です。木々の向こうに滝がうっすら見えています。
登るのに夢中で、鳳凰の滝」「白糸の滝」への分岐では写真を撮らなかったようです。
ドンドコ沢コースは上の方にくると岩のある急登の連続で、段差が大きく、岩や木の根をつかんでよじ登る感じでした。



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豪快に崩れてるし・・・
かなり段差のある丸太の階段。やけになって一気に登る!



【 9:55AM ドンドコ沢源流の川原 】  4時間00分
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開けた沢に出ました。つかの間の川原歩き。樹林帯の急登から打って変わって緩やかです。
ずっと薄暗い森の中を歩いてきたため、すごい開放感。とっても気持ちのいい道☆全く別の場所へワープしたみたいです。
太陽と、花崗岩の川原の白さで、とても明るく感じます。眩しいのでサングラスをかけました。



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正面にこれから登る地蔵岳のオベリスクが見えます(興奮)



この後川原を離れ、山道を少し登ると、



【 10:18AM 鳳凰小屋 】  4時間23分
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ようやく鳳凰小屋に到着です!ドンドコ長かった~!!五色滝の分岐からは約50分でした。



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鳳凰小屋には水場があり、無料で分けてもらえます。なんて有難い!
山小屋のおねえさんが「冷たい天然水飲んでいってくださいね~」と声をかけてくれました。天使に見えました。



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厳しいドンドコ沢を登ってきたご褒美です!
キンキンに冷えた

南アルプスの天然水!

さすが現地の水は違う…光り輝いております。



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小屋のベンチで15分程休憩させてもらいました。
トイレ(200円)をお借りし、飲料ボトルに天然水を汲んだら、出発です。↑右写真、案内板を「地蔵岳」へと進みます。
(鳳凰小屋からは、地蔵岳を通らず観音岳へ行けるエスケープルートがあります。)
 
 
 
【 10:55AM 地蔵岳直下のザレ場 】  5時間00分
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鳳凰小屋から30分かからずに森林限界を超え、白砂の斜面に着きました。



≪ 鳳凰三山(2) ドンドコ沢・山沿いコースから  |  鳳凰三山(4) 地蔵岳直下のザレ場 ~ 地蔵岳 ≫
 

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2013.08.15
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白砂はサラサラふかふかで、まるで海岸の砂のよう…足がぐぐっと沈み込み、急斜面では少し後ろに滑ってしまいます。
一歩踏み出すごとにズリ下がり、一歩踏み出すごとにズリ下がり・・・「ちっとも前に進まないっ!!」
すぐに息が切れ、何度も立ち止まって呼吸を整えます。



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おやじは、山歩き用のシャツを家に忘れてしまい、仕方なく「行き帰り用のTシャツ」を着ています。
普通の綿のTシャツで、しかもやや厚手の生地のため、汗が乾かず常にぐっしょり。明るいピンク色が濡れて濃い色に。
(帰路の車の中、着替えが無いなんて迷惑すぎる…)



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すぐそこに見えているのに、なかなか近づけないオベリスク。
白砂斜面、下から山頂まで近そうで遠かった・・・



【 11:25AM 地蔵岳 】  5時間30分
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▲1峰目の山、地蔵岳〈2764m〉登頂!



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砂斜面を登りきって最初に迎えてくれたお地蔵様。       岩場にあった祠の中の古いお地蔵様。



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1142_07-.jpgオベリスク下部の岩山からの眺め。
前方に見える山が、鳳凰三山で最高峰の山「観音岳」
「次はあそこまで歩くわけね・・・」
左横に富士山が見えるようなのですが、雲に覆われ
全く見えません。
この感じでは稜線歩きで絶景は見られなさそうです…

下に目を向けると、左方向より登ってきた砂の斜面。
奥の開けた砂地・地蔵岳の鞍部に、山頂の標識があり
ます。その右側に(写っていませんが)子授け地蔵が
並ぶ賽の河原と呼ばれる場所があります。





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       梅子が周囲の写真を撮っている頃、おやじはココ↑にいました。



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  ↑ココ。



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↑おやじ・ピンクのシャツ。オベリスクに挑戦中。   
青い服の男性は、あと一歩でてっぺんです!



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しかし数分後おやじは下りてきました。オベリスク登攀は断念。

てっぺんにある岩と岩の隙間にはロープが垂れ下がっており、岩の壁を、腕力をたよりに登らなければならないようです。
しかも岩の間の真下は空洞になっているとの事・・・(震)
てっぺん手前では、ロープ渋滞ができていたそうで、ロープの手前まで登って下りてきました。

おやじは脚力はすごいあるのに、腕の筋肉がないのです。
小学生の頃「登り棒」を登れなかったというおやじに、岩の壁をロープでよじ登るなんてムリな話でした。
おやじによると、登頂できた人は皆スレンダーだったとの事。腕力があって身軽な人なら、登れるかも…知れません。
おやじを待っている間、てっぺんまで登った男性が下りてきましたが、なるほど、スラリとしていました。
「上からの景色はどうでしたか?」と尋ねると「ガスで何にも見えなかったです」と言う事でした。
晴れていればどんな景色が見られたのでしょうか…(ゾクゾク)

はぁ~でもよかった戻ってくれて・・・あんなところから落ちたらたまりません!

ちなみに、梅子はドンドコ沢途中で持病のギックリっぽい腰痛を発症してしまい、
(足を横に開く、左足にバランス悪く体重をかけると左尾骶骨付近に激痛が走る)大変残念でありますが、
オベリスクチャレンジは無しです。次に地蔵岳に来るときは、梅子がリベンジ果たすから!!
なんてね・・・



【 11:55AM~12:25PM 大休止・昼食 】  6時間30分
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30分程オベリスクと戯れた後、賽の河原方面へ少し下った崖の岩場で、お昼ご飯にしました。
眼下を流れる雲。下の景色が見えません。山頂に着いた頃から徐々にガスってきました。

食事は、バナナ2本、カロリーメイト1本、コンビニで買ってきたミニあんぱんとゆで卵。
お湯を沸かしてコーンスープを飲みました。
太陽はすっかり隠れてしまい、山頂は涼しかったので、温かいスープが美味しかったです。



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休憩を終え、オベリスクより少し下った場所にある「賽の河原」へ。
山頂の標識は、賽の河原のすぐ下にあります。「オベリスクの全景」と「山頂の標識」が一緒にカメラに収められるのね☆



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賽の河原には、比較的新しい感じのお地蔵様が多いようです。が、この写真だけではよくわかりませんね…
お地蔵様の写真をゆっくり撮っている時間がありませんでした。



空から不気味な響きが聞こえているのです・・・「ゴゴォーーーン」「ドオォーーーン」って…

この音は、前回歩いた大岳山で聞いたばかり…
梅子は「頭上で雷雲が発生したばかりの音」と勝手に呼んでいます。雷の赤ちゃんの泣き声ですよ。
前回山でこの音が聞こえてからしばらくして本格的にゴロゴロと雷鳴が轟き、その後雷雨になりました。

なんて事でしょう…この先しばらくは一番高いところを歩いていくというのに・・・

稜線と山頂だけのところで雷なんてやばすぎる。

西の方からどんどん雲が広がってきています。ゴロピカする前に薬師岳まで辿り着けるだろうか!?
1時間程過ごした地蔵岳、名残惜しいけど次へ急がなくては!気合を入れて出発です。



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長い休憩明けの登りは辛いですが、ガシガシ登ります。
ハイマツ帯を登りきると、



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尾根に出ました。今回の登山で一番楽しい(はずの)稜線歩きが始まります…



≪ 鳳凰三山(3) ドンドコ沢・鳳凰小屋の手前まで  |  鳳凰三山(5) 赤抜沢ノ頭 ~ ≫
 

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2013.08.15
【 12:42PM 赤抜沢ノ頭 】  6時間47分
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賽の河原から登ること10分、2750mピーク・赤抜沢ノ頭へ。
雲が広がり南アルプスの絶景は望めませんが、これから歩く稜線が見えました。正面に観音岳。
「こんな場所までよく歩いて登って来たなぁ~」しばし目の前の光景に見とれます。(写真がコンデジなのが残念…)



1143_07-.jpgが、しみじみ景色を堪能できたのもつかの間、
いよいよゴロゴロと雷が鳴りはじめました。
雲に近いところにいるからでしょうか、音がすごく近い!
雷雲は確実に発達しているようで、西の空がどんどん暗く
なってきています。

ただでさえ、雷が異常に怖い梅子なのです…(子供の頃に
雷で怖い思いをした事がトラウマに)
おやじはまだ大丈夫だって言うけれど、ゴロロと鳴るたび
にビクビク!

だってここは逃げる場所のない稜線・山のてっぺんだし!

怖さのあまり、足が自然に走り出しました。
標高が高いせいか、息がゼイゼイ切れるも、走らないでは
いられない!!足にはドンドコ沢を登った疲れが溜まって
いますが、緩やかな所は走って距離と時間を稼がねば…
急いで尾根を抜けないと雷直撃のピンチです!!





振り返ると、

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おやじが、梅子の名前を叫んでいます。
おやじが梅子に置いていかれるなんて初めて… 梅子が必死だったのもありますが、腰を痛めた梅子のために、重い荷物は
すべておやじが持っているので早く走れないのです。走るのに夢中で、手ぬぐいを落とした事に気づかなかったのですが、
おやじが拾ってくれていました。おやじが後ろでよかった!
梅子がおやじを待たずどんどん先へ行ってしまうので、手ぬぐいを握りしめ、むくれ顔のおやじです。

基本的におやじの方が余裕があるので、足を引っ張りかねない梅子が動けるのであれば、ここは貯金的に
先に進んでおいた方がおやじも楽だろうと思って、頑張ったのでした。(決して見捨てたわけではない。)



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          日々の自転車通勤のおかげか、体力と脚力は人並み以上にあるおやじでしたが、
          重いザックを背負って標高2700m地点を走ると、さすがにバテるようです。
          これまでの登山では見せた事の無い疲労の色が浮かんでいます。
          「身軽な梅子 = 重い荷物を背負ったおやじ」で、体力的に釣り合うわけね…



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   それでも、雷に怯える梅子よりは、おやじの方が
   余裕があるようで、こんな写真を撮っていました。

   「ゴリラの横顔」に見える?

   登山者からは、ゴリラ岩と呼ばれているようです。
   梅子はゴリラ岩をスルーしてしまいました。



   上の方に載せた「石の矢印」の写真も、おやじの
   撮影で、赤抜沢ノ頭を下ったところにありました。
   並べた石で作られた矢印が、進む方向を示してく
   れています。とても楽しい目印です。誰が作った
   のでしょう…
   





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晴れていれば、日本で二番目に高い山・北岳の雄姿が間近に見えるのですが、ガスに覆われています。
写真を補正してみると、左端にうっすらシルエットが見えました。(これもおやじフォト。)



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稜線歩きとは言え、観音岳までの道のりはアップダウンが激しく、ガレ場の登りはなかなかこたえます。



【 01:12PM 鳳凰小屋への分岐 】  7時間17分
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白砂が広がる鞍部。「ここは海岸か?砂漠か?天国か?」どこか別の国に来たのではないかと思うような、不思議な景色。
相変わらず雷はすぐ近くでゴロゴロ鳴っていましたが、白砂と岩の質感がとても美しくて、ここではおやじのザックから
一眼レフを取り出して写真を撮りました。



1145_08.jpg   この場所に、鳳凰小屋に行くルートの分岐がありました。
   地蔵岳を経由せず鳳凰小屋に行く事ができます。

   赤抜沢ノ頭からここまで、地図でのコースタイムは30分と
   なっていました。登りもだらけず、所々走ったというのに
   まさかまさかのコースタイム通り!!
   少し休憩を入れたのは、この後だったと思うんだけど…
   気持ちだけ走ったつもりで、実は歩くのと変わらない速度
   だった?高山病にかかっていて走っている幻覚を見てた?
   休んだ記憶がぶっ飛んだ??何故だか、頑張ったはずなの
   に「ちっとも早く進んでいないという事実」です・・・
   
   


この後の登り返しが、結構キツかったように思います。(必死に登っていたので写真がありません。)



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ガレ場を登りきると目の前に観音岳の頂。あともう少し!    山頂に人が立っているのが見えます。



【 13:34PM 観音岳 】  7時間49分
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1143_16.jpg▲2峰目の山、観音岳〈2840m〉登頂!

梅子の人生で、一番高い場所に立ちました。
(おやじは富士山に登っているので、二番目です。)

鳳凰小屋分岐から観音岳までは、32分かかりました。
地図のコースタイムは40分だったので、この区間は
8分早く着きました。
しかし、雷に追い立てられてのこのコースタイム。
頑張らなくても40分で来れると言うのか・・・





鳳凰三山・最高峰からの眺めは、

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東の方・ガスがかかってぼんやりとしています。        西の方・谷から上がってきた濃い雲で何も見えません。



残念ながら、展望なし。 (分かってた事だけどね…)



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次に向かう薬師岳も、ガスに包まれています。



雷の音は更に大きく、ゴロゴロ鳴っている時間も長くなり、天候が崩れるのは間違いなさそうです。
今まで梅子一人が雷パニック祭りでしたが、おやじもここへきて「これはやばそうだね…」と言い出しました。
だから、ずっとやばいって言ってるじゃ〜ん。

さあ、稜線歩きもあと少し!最後の頂、薬師岳へ向かいます。



≪ 鳳凰三山(4) 地蔵岳直下のザレ場 ~ 赤抜沢ノ頭  |  ≪ 鳳凰三山(6) 観音岳 ~ 中道で青木鉱泉へ ≫
 

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2013.08.15
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前方に山頂のケルンが見えました!薬師岳まであとわずか…



【 13:51PM 薬師岳 】  7時間56分
1144_02-.jpg1144_03-.jpg   ▲3峰目の山、薬師岳〈2780m〉登頂!

   鳳凰三山達成の喜びよりも、雷に打たれることなく
   薬師岳まで来れたという安心感でいっぱいでした。

   山頂標識前の記念撮影で、うっかりステッキを天に
   向けてしまい、慌てて下ろすおやじ。危ない危ない…
   下山目前にして、自ら雷の標的となるところでした。
   





観音岳から薬師岳までは、本当になだらかな稜線でした。
天候に恵まれれば、南アルプスの大パノラマを楽しみながらのんびり歩ける最高の道。
展望が無くても美しい稜線歩きは、登山の最も楽しい時間ではないかと思います。1700mを登ってきた人だけのご褒美、
ドンドコ沢から登る周回ルートのクライマックス!といったところでしょうか… 
しかし雷に追い立てられているため「歩きやすい緩やかな稜線」=「絶好のジョギングコース」になってしまいました。
大本命の楽しい稜線歩きは、ゼイゼイ息を切らせて走り抜けるという、とても残念な稜線歩き走りであっという間に終了。
観音岳→薬師岳間の参考コースタイムは30分ですが、その半分以下…13分でした。



【 13:55PM 中道ルートで下山開始 】  8時間00分
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山頂で写真を撮ったらすぐに出発。「中道→」「青木鉱泉→」と記された岩の間から下ります。
数分は小走りでしたが、樹林帯に入ってようやくペースダウン。ひとまずは安堵です。「良かった、生きてた〜」
梅子は忘れていたのですが、稜線で本格的に雷が鳴り出した時、「まだ死にたくない!」を連発していたとか…
本当に本気で雷が怖いのです。雷が頭上で鳴っても「自分には落ちないだろう」と思う人が多いかもしれませんが、
梅子の場合「絶対自分が狙われる!」と思ってしまうのです。

中道の入口で、同じく下っていた男性と父上と思われるペアとお会いしました。お父さんは「雷まだ遠いから大丈夫だよ~」
と笑い、息子さんは「僕はまずいんじゃないかな~と思ったんだけどねぇ…」と怖くは感じつつも慌てて進んだ様子はなく…
梅子はビビリすぎ!?とちょっぴり恥ずかしくなりましたが、どうしたって怖えずにはいられない。。。



そして下山開始から程なくして、雨が降り出しました。
頭上に広がる木の葉が、雨を半分以上遮ってくれているので、とりあえずザックカバーだけ被せて進む事にしました。
「上で雨にならずに良かった…」雷は鳴っていますが森の中に隠れているので、稜線に居た時に比べれば全然平気です!
カメラをしまったので、この先雨が止むまで写真はありません。



中道ルート上の方は、入口付近で撮った↑写真(右)のような景色が長ーく続きました。
傾斜がキツく、道幅の狭い、展望の無い樹林帯が延々と。おまけに雨に濡れた石や木の根、土で足が滑り、楽しく歩けません。
地図に載っているチェックポイントの御座石は、唯一の広い場所=休憩ポイントでしたが、雨なので通過。
変わり映えのない景色は、同じ場所を繰り返し歩いているようで、気が滅入ってきます。
こんなに長く同じ風景の中を歩き続けるのは初めて。「一体何処まで続くっていうの!?」
気がヘンになりそうになったころ、鬱蒼とした樹林帯から、笹の生い茂るこれまでより明るい道に変りました。
「うぉーーーやっと景色が変わった!!」



〈 3:50 カメラ復活 〉
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と喜んだのですが、今度はこの笹の道が長ーく続きます・・・また同じ景色が延々と。
おやじはここで二回もすっ転びました。濡れた木の根っこに足を滑らせたのです。二回目に転んだ時におやじはキレて、
ステッキを振り回していました。相当余裕が無くなっていたのでしょうね・・・そして、それを見た梅子は思わず
声を出して笑ってしまいました。「あ~ぁ転んでブチ切れてるよ…」何故だか妙に可笑しくて。。。
梅子も精神的にかなりきていたようです。



平坦な所や登り返しも無く下り一辺倒で、もうすっかり膝が痛くなってしまいました。
滑らないよう足元に意識を集中させつつ惰性で足を出します。それを何べんも何べんも繰り返し繰り返し・・・
しかし一向に景色は変わらず、ひたすら下りが続きます。



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1144_08-.jpg   上の方の景色と同じく、終わりがないのではないかと
   あきらめに近い気持ちになった頃、作業道のような脇道
   が現れました。途中で会ったご夫婦が「そろそろ林道と
   クロスするはずだけど…」と仰っていたので、この道の
   事でしょう。梅子達と同じく、中道にうんざりしている
   様子でした。

   その道との分岐には、登山道の道標ではなく、ズバリ
   「←青木鉱泉」の標識が!思わず駆け寄るおやじ。
   やつれた顔が一転、笑みがこぼれ、テンションUP!!
   「これはゴールが近いんじゃないのー!?」




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と思ったけど、甘かった・・・今度は規則的な九十九折の道が続く。
そこを曲がったら違う景色が見えるんじゃないか?次曲がったら林道が見えるんじゃないか?次こそは!?
と何度も期待するのですが、同じ道の繰り返し、同じ景色の繰り返し。もう可笑しくなって二人で笑い出しました。
「この道は、コピペですか?」



期待するのにも疲れた頃、木々の間から柵のような何か人工物が・・・そして建物らしい物が見えました。
いよいよ中道のゴールか??とはやる気持ちよりも、どうせまた期待を裏切り、道は続いているに違いない…



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疑う気持ちで進んでいくと、傾斜はぐんと緩くなり、目の前に
廃墟になった山小屋と、少し先に車が見えました。という事は
いよいよ林道に出られるのか!?



【 16:43PM 中道登山道入口 】  10時間48分
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1144_12.jpg辛かった中道ルートが、とうとう終わりを迎えました!
薬師岳下山開始から、2時間48分かかりましたが、
気分的には、もっとずっと長く感じられました。

ちなみに、地図での中道「登り」の参考コースタイムは
4時間40分となっており、道標では4時間30分・・・が、
マジックで「4」が「6」に訂正されてるよー!! →
そうよね、この道を4時間半で登るなんて、すごい健脚
じゃなければキビシいと思う…






それにしても中道ルート・・・地味に恐ろしい道でした。
変化に富んだドンドコ沢ルートとは違い、この長い距離、コースの構成がほぼ3パターンしかなかったような…
距離も傾斜もある下りは辛いものですが、それよりも何より変わらない景色に、気持ちがしんどくなりました。
精神力を鍛えるにはもってこいのコースではないかしら・・・梅子たちにとっては修行の道でした。
下山の中道については、登山のサイトやブログを読みこむなど、事前のリサーチはほとんどしていなかったため、
「景色が変わらない」という特徴を知らずに歩いていたので、よりいっそうしんどく感じたのでしょう。
あらかじめ覚悟していたら、これ程辛くなかったのかもしれません。(いや…知っていて辛いかも?)



道標には、青木鉱泉まで40分とありました。
「まだ40分も歩くのか~」とため息が出ましたが、もう膝が痛い下りも、きつい登りも無く、後はただ歩くだけです!



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登山道入口前の林道をしばらく歩いて、           「青木鉱泉への近道」と標識のあった樹林帯の道へ。



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程なくして川に出ました。                  岩を伝い、鉄板の橋を渡り、向こう岸へ。



【 17:21PM 青木鉱泉 ゴール 】  11時間26分
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青木鉱泉に無事戻ってきました!!今朝見た景色だというのに、随分昔の事のようです。

長い長い一日でした・・・



「腰を痛めて歩き方を制限され、名所の滝を見る事ができず、稜線の雷に心底怯え、期待していた絶景が見られず、
標高2700m付近を息を切らせて走るハメになり、雨に降られ、長い下りは修行だった・・・」
アクシデントや辛かった事も、ゴールした時点ですべて良い思い出に。
鳳凰三山を再び訪れるのは、ずっと先の事になるでしょう…この山の事をずっと忘れないようにと書き出してみたら、
エライ長いレポートになってしまいました!長い長い記事を読んで下さり、ありがとうございました。。。



≪ 鳳凰三山(5) 赤抜沢ノ頭 ~ 観音岳  |  鳳凰三山(番外編) 山で出会った動物 ≫
 

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2013.08.15
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ドンドコ沢で出会ったカワイコちゃんです。何処にいるか分かりますか?



1145_02-.jpg   上の写真を拡大してみました。
   目の前を素早く横切った、茶色くて小さい生き物。
   始めはリスだと思ったのですが「んん?何か違う??」
   すぐに岩の隙間に入ってしまいましたが、くるりと向き
   を変えてこちらを見つめ「怖いけど気になる!気になる
   けど怖い…」という感じで少し前に出ようとしたり後ろ
   に下がったり・・・その間一分位でしょうか… そして
   岩の奥へと消えてしまいました。   
   梅子のGRはズームが弱いので、おやじのコンデジで撮影。
   ブレずに撮れたのは、これ一枚だけでした。



このカワイコちゃんは「オコジョ」です。
この時は名前がわからず、家に帰ってから調べようとした時、ふと子供の頃見た『オコジョのすむ谷』という本が頭を
よぎり、検索してみるとヒット。
この茶色と白のカラーは夏毛で、冬になるとしっぽの先以外真っ白になります。(オコジョと言えばこのイメージでした。)
→ wikipedia/オコジョ
鳳凰三山でオコジョが見られるとは知りませんでした。雷鳥が居るという事は知っていて期待をしていたのですが、
コチラは出会えませんでした。



そうそう、動物と言えばもう一匹… 中道ルートの笹の茂る道で、黒い動物に出会いました。
先を歩いていたおやじが「何かいる!!」と声をあげ、指差した先に目をやると、登山道脇の斜面から真っ黒い顔が・・・

熊!?

固まる二人・・・


黒い顔はジッとこちらを見ています。

しばし固まる二人と一匹・・・

道より低い位置にいるようで体は見えず、黒い顔だけ。黒い顔に耳が二つ… う~ん熊にしては何だか顔が長いような?
それが熊ではなくカモシカだと気づくまで大して時間はかからなかったと思うのですが、頭の中で沢山の思考が飛び交い
結論を出すまでとても長く感じました。

カモシカと分かっても、とても大きいようで、近づくのは怖い… と思っていたら、カモシカくんが先に逃げてしまいました。
カモシカがいた辺りの斜面を覗き込んで見ると、もうカモシカの姿はありませんでした。
下は崖のような急斜面で、こんなところをよく走れるものだ!と関心しました。
カモシカくんも怖かったかな・・・ビックリさせてごめんね。



鳳凰三山【完】



≪ 鳳凰三山(6) 観音岳 ~ 中道で青木鉱泉
 

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